LIFE LOG(ワキガ・ワキ汗に悩む男の格闘日誌)

ワキガ・ワキ汗に悩む男の格闘日誌

ワキガ・多汗症の手術、対策などについて実体験をもとにゆるく書いていきます。

【実体験】共立美容外科(銀座院)でローラークランプ手術を受けました!

こんにちは。まさおです。

今回は実際に共立美容外科(銀座院)にて、ローラークランプ手術を受けた時のことを書いていきます。

実に十数年ぶりのワキガ・多汗症の手術となりましたが、今回はローラークランプ手術という、術式を選択しました。

  1. ローラークランプ手術って?
  2. いざ手術へ
    2-1.支払~手術室入室
    2-2.手術開始~手術完了
    2-3.術後説明
  3. 術後について
    3-1.手術直後
    3-2.固定具が外れるまで

1.ローラークランプ手術って?

さて、私は諸々迷った末にローラークランプ手術を受けることにしました。

正確には私が受けたのは超音波+ローラークランプ法という術式なのですが、そのローラークランプ手術とはどのようなものなのでしょう?

下記に超簡単にまとめておりますが、詳細は共立美容外科さんのホームページをご参照ください。

ワキガ手術・多汗症治療ならローラークランプ法|共立美容外科

ホームページも参照しつつまとめますと、この術式の特徴としては

①共立美容外科が開発して特許を取得している術式である

②傷跡が残らない

③痛みが少ないように配慮している

ということのようです。それぞれ見ていきましょう。

①共立美容外科が開発して特許を取得している術式である

そもそもローラークランプというのは、医療器具の名前でして、共立美容外科が開発し、国際特許を取得しているものです。

よって、似たような術式が他院であったとしても、共立美容外科が特許を取得しているので、共立美容外科でしか受けられない手術だそうです。

仕組みとしては、従来の吸引法では、切開箇所から吸引棒を挿入して汗腺を吸引するだけなのですが、このローラークランプ法では、皮膚の表面をローラーで押さえつけた状態で吸引棒を差し込むために、より汗腺を吸引しやすくしているようです。

②傷跡が残らない

この術式ではワキを切開し、そこから汗腺を吸引するための吸引棒を挿入するのですが、吸引棒がそもそも極細なので、切開する範囲はごくわずかで済みます。

また、小さい傷が万が一でも残らないようにするため、切開箇所を保護するKBシース(共立美容外科が開発し特許も取得)という器具も使用しています。

この器具によって、切開箇所と挿入棒の摩擦を防ぐことができ、皮膚表面へのダメージを軽減させることができます。

というわけで傷跡が残りずらいということのようです。

③痛みが少ないように配慮している

共立美容グループには、日本麻酔科学会の専門医、認定医、厚生労働省認定の麻酔科標榜医などが在籍しており、麻酔液もこだわりのあるものを使用しているようです。

また、痛みが少ないようにするために、極細の注射針を使用し、ゆっくり丁寧に麻酔液を注入しており、手術中は麻酔が効いているため痛くない、とのことです。

というわけで、共立美容外科さんのホームページを参照しつつまとめてみましたが、私の理解では、従来の吸引法と比較してより安全に、より効果的に汗腺を吸引する術式という理解です。

2.いざ手術へ

共立美容外科では、カウンセリングを受けたその日にそのまま手術ということも可能です。

私は予約の際に、場合によっては当日手術を希望とお伝えしてましたので、当日に手術を受けることになりました。

*ちなみにミラドライは必ず別日の施術となるそうです。

2-1.支払~手術室入室

カウンセリング中に手術を受けることに決めましたので、個室に再び戻りまして、先にお支払いを済ませました。

金額は約30万とちょっと高額です。ちなみにクレジットでの支払いも可能です。

支払も終わり、個室で少し待ってから手術室へと通されました。

女性の看護師さんが1人来まして、上半身は裸になるように言われます。(ズボンは私服のまま。特に着替えません。)

2-2.手術開始~手術完了

いよいよ手術開始です。

その状態で手術台の上に横になり、まずは丹念にワキを消毒をされました。

一通り消毒が終わると、タオルで目隠しをされました。

しばらくすると先生がやってきて、ワキを確認し、何やらペンのようなものでマークを付け始めた気配がします。

そして、それが終わるといよいよ麻酔です。

 片ワキずつの手術となり、まずは右ワキからです。

「麻酔しますね~」の声とともにほんのちょっと痛みが走ります。

ただ想像するほど痛くないです。マッサージでゴリゴリされた方が100倍痛い。

そのあと、「麻酔を広げていきますね~」という声とともにワキをグニグニされます。

これは少しチクチクしました。マッサージのゴリゴリの方が80倍痛いぐらいです。

5分~10分ぐらいかけて麻酔を浸透させたなー、と思っていると、どうやらいつの間にか吸引棒を挿入され、汗腺の吸引が始まっていたようでした。

(僕の記憶の中では「切りますね~」、とか言われなかった気がするのですが。。。笑)

いつの間にか切られ、いつの間にか管を入れられ、いつの間にか吸引が始まっていたようです。

「ズズー」という汗腺を吸い取る吸引器の音と、「ギュッギュッ」というこするような音で気づきました。

もしその音がなければ、麻酔を伸ばすためにずっとワキをグニグニしてるのでは、と錯覚するレベルでした。

時々ちょっとだけ引っ張られるような痛みが走ることはありましたが、問題なく耐えられる痛みです。

10分ぐらいワキをゴリゴリ・グニグニされ、右ワキは終了。

左ワキも全く同じ手順で完了しました。

私の場合はなんとなく左ワキの方が痛みは少なかったように思います。これは個人差があるのでしょう。

片ワキの所用時間は麻酔で約10分、吸引で約10分、合計約20分といったところでしょうか。

左右両ワキに対する手術なので、手術自体は約40分で完了でした。

2-3.術後説明

というわけで無事に手術完了しました。

看護師さんに聞いた話だといつもより10分ぐらい多く時間がかかったような気がするとのことでした。

それは恐らく再手術だったために、皮下の組織が固まっており、うまく吸引できなかったのでは、とのこと。

確かに右ワキはけっこうな力でゴリゴリやられていた気がしました。

手術後はスポンジのようなものをワキにはさみ、それを固定するためのサポーターのようなものをつけることになります。

(この状態だとワキがキレイに閉められないので、少し体格が良い感じに見えます。笑)

あとはワキを90度以上上げるな、シャワーでワキを濡らすな、血行が良くなるようなこと(飲酒、運動、風呂等)は控えろ、など注意事項を聞き、終わりとなります。

ここまでで手術室に入ってから丁度1時間程度でしょうか。

思ったよりすぐに終わりました。

3.術後について

手術自体はわりとあっさり終わりましたが、術後はどうだったのでしょうか。

固定具が外れるまでを記載していきたいと思います。

3-1.手術直後

まだ麻酔も効いていたということもあり、特に痛いという感じもなかったので、銀座の三越で革靴を買いにいきました。笑

その後、家に帰宅しまして、化膿止めや痛み止めを飲みます。

特に痛みも感じませんが、時間が経つと少しジンジンする感じはありました。

ワキにスポンジが挟まった状態のため、ちょっと寝ずらいのですが、強い痛み等もなく、手術当日を無事に終えることができました。

3-2.固定具が外れるまで

さて、ではワキにスポンジを挟み、固定具を付け、腕を90度以上上げないという生活はどうだったのでしょうか。

固定具が外れるまでの生活について書いていきます。

日常生活をおくるうえで

日常生活を送るうえで支障はないのかということについては、高いものをとることが難しいということ以外では、特に不便はございませんでした。

ただ、Tシャツを1人で着るのはなかなか苦労しました。笑

シャワーについては、ワキを濡らさないようにということで、少し浴びづらいのですが、なんとか自力でシャワーも浴びることができました。

私はビビりでして、できる限り腕を上げないようにしておりましたので、普通の人よりも生活しづらい感じになっていたかもしれないですが。笑

ちなみに、本当はダメなのでしょうが、術後2日後ぐらいに飲み会にも参加しました。笑

泥酔するほど飲んだわけではなかったですが、血流が良くなっても特に痛くなるというわけでもなかったです。

私が一番苦しんだこと

個人的に一番苦しんだのは…スポンジを固定するための固定具を装着したことによるかゆみでした。

固定具という名の通り、肌に密着しているので、密着部分がかゆくなってしまいまして。。

まぁ痛いわけではないので、我慢はできますし、掻こうと思えば掻けるので、問題はないのですが。

*固定具がどんなものか気になる方は「脇 手術後 圧迫ボレロ」で検索してみてください。

抜糸・スポンジと固定具からの決別

手術から5日後に再来院しまして、医師に傷口の様子やワキの様子を見ていただき、特に問題ないとのことで、抜糸しまして、スポンジと固定具とも晴れておさらばとなりました。

まだこの時点ではさすがに腕を上げる動作をすると少しワキが痛いような引っ張られるような感覚はございましたが、スポンジも固定具もないので、手術前と全く変わらない生活を送れるようになりました。

ちなみに、私は3週間ぐらいしてから運動を再開しましたが、そのころには特にワキは気にならなくなりました。

ただ、ワキを揉んだりすると手術から半年以上たった2019年1月現在でもちょっとワキの感覚が鈍いような感じはあります。

また、僕の場合はワキから胸の横ぐらいにかけて、1~2週間ぐらいは内出血の後が残りました。

もし水着を着たり、誰かに上半身を見せる機会があるという方は、上記の点は考慮した方が良いかもしれません。

 

という感じで、私の2回目のワキガ・多汗症手術は無事に終わりました。

皆様気になる肝心の効果については次回以降のブログでお伝えできればと思います。