LIFE LOG(ワキガ・ワキ汗に悩む男の格闘日誌)

ワキガ・ワキ汗に悩む男の格闘日誌

ワキガ・多汗症の手術、対策などについて実体験をもとにゆるく書いていきます。

【実体験】初めてのワキガ・多汗症の手術について

こんにちは。まさおです。

今回は私が高校入学前に受けたワキガ・多汗症治療について書いていきたいと思います。

当時のことを思い出しながら書くので多少曖昧な部分はございますが、記憶を呼び起こしつつ書ければと思います。。。

  1. 手術を受けた時期
  2. どの病院で何の手術を受けたのか
    2-1.その病院を選んだ理由
    2-2.その術式を選んだ理由
  3. 手術まで
  4. 手術当日
  5. 術後
  6. 効果

1.手術を受けた時期

私が初めて外科治療を受けたのは高校入学前の春休みでした。

高校でも運動部に入りたいと思っていたのですが、高校への通学で公共交通機関を使うことになってしまうため、なんとかニオイ・脇汗をなくしたいと思ったのが手術を受けようと思ったきっかけです。

高校入学前の春休みであれば、部活動も引退しているし、家でじっとしていることもできるし、手術を受けるならこのタイミングしかない、と当時の自分は考えていました。

今にして思えば非常に安直だったのですが、当時の自分はやはり思春期ということもあり、悩んでいたのだと思います。笑

2.どの病院で何の手術を受けたのか

ちょっと曖昧な部分も多いのですが、自分の記憶を頼りに書いていければと思います。

結論から申し上げますと、病院は品川美容外科さんを選び、術式は吸引法のようなものを選んだと記憶してます。

(品川美容外科さんで実施している術式の中で、傷跡が小さくて済む術式はそれぐらいのため、恐らく合っているはず。。)

2-1.その病院を選んだ理由

なぜ品川美容外科さんを選んだのかというと、主に下記の3点です。

①大手で実績があり、安心できた

②自分にとってベストと思える術式があった

③スケジュールの問題。笑

まず、①についてですが、私は高校生の時は地方都市にいましたので、そもそも東京近辺に住んでいる方と比べると選択肢は少なかったという背景はありました。

ですが、どれぐらいの手術件数をこなしているか(=経験)がモノをいう世界なのかな、という考えもあったため、私の住んでいた都市にある大手の中で品川美容外科さんでしたり、共立美容外科さん、湘南美容外科さんが候補となりました。

②については、いくら男とはいえあまり目立つ手術跡は残したくないということで、剪除法といったような手術跡が目立つような術式しか行っていない病院は候補外となりました。

(ちなみにTV CMを流すぐらいの大手の病院でしたら、どこでも1~2センチ程度の傷跡しか残らないで済む術式を実施しているかと思います。)

③については、春休み中に全て終わらせたい、高校入学の時に術後のあれこれを引きずりたくない、という思いがあったため、そのスケジュールに沿って治療してくれる病院を探しました。

その結果、品川美容外科さんが最終候補となったのでした。

2-1.その術式を選んだ理由

品川美容外科さんのホームページを確認すると、私が当時受けた術式は、今となってはよりハイレベルなものに進化してしまい、実施していないような気もするのですが、いわゆる吸引法に近いものだったと記憶しております。

*吸引法等、様々な術式についてはこちらを参照。共立美容外科さんのサイトになりますので、内容が多少恣意的になっている可能性があることは予めご了承ください。

www.kyoritsu-biyo.com

手術の内容はざっくり言ってしまえば脇を1センチ~2センチ切開し、そこから専用の管を入れて汗腺を吸い取るというものでした。

上述した通り、いくら男とはいえ傷跡は残したくない、という理由があり、なるべく小さい傷跡で済む術式を選びたいという思いがあったため、この術式を選択しました。

保険適用できるという観点でいうと剪除法も非常に魅力的なのですが、なんせ傷跡が大きく残ってしまうこと、何より術後の写真が痛々しかったということもあり、当時の自分はこの術式に踏み切れませんでした。。

3.手術まで

電話にて来院予約をしまして、いざ出陣です。

病院に到着して、受付を済まし、医師とのカウンセリングが始まります。

その時に言われたことで鮮明に覚えていることは、

「今はまだ思春期で、これから汗腺が発達する可能性も十分あるので、手術するには早いのではないか。一旦ボトックス注射での施術にしておいて、様子を見るというのも1つではないか。」

ということでした。

うーん、非常にごもっともな意見です。笑

ですが、当時の自分は医師のアドバイスも聞かず、結局逸る気持ちを抑えきれず、手術を実施することにしました。

オチを書いてしまうと、結果的に自分はワキ汗の症状が再発してしまったので、的確なアドバイスだったように思いますので、思春期の方で手術を考えている方はこういった点も考慮した方が良いのでは、と思います。

もちろん、それが医師の技術不足などにより、汗腺を取り除けていなかったという可能性もないとは言い切れないと思うのですが、高額な治療になりますし、自分の体にダメージを与える行為であるが故に何回もできるものではないと思いますので、1回の治療で少しでも手術の効果を高くするという観点から考えると、慎重に考慮すべき点かと思います。

結局その日は、術式の説明や、術後の話などを聞き、手術をしたいという意思を伝え、手術日を決めて終わりとなりました。

4.手術当日

カウンセリングから数日後に再来院しました。

あ、ちなみに来院前には腋毛をカットしてくるように言われますので、カット済みの状態で来院しました。

さて、肝心の手術の内容についてです。

*もう10年以上前のことですので、曖昧な部分はあるので、ご了承ください。

 

まず、手術室のような場所に通され、看護師さんに上着を脱ぐように言われ、上半身裸の状態で手術台に横になるように言われます。 

そこから目隠しをされ、しばらくすると先生が入ってきて、ワキに麻酔を打たれました。

ちょっとチクっとする感じはありますが、我慢できないほどではありませんでした。

ほんとにこんなので、効くのだろうか…と思っていると、徐々に感覚が鈍くなるのがわかります。

麻酔が効いたのが確認できるといよいよ手術スタートです。

まず、先生の「切開しますねー」という声とともに、メスで切開され、そこからなにか管のようなものを入れていきます。

不思議なもので、麻酔も効いているので、感覚は鈍いのですが、なんとなく何をされているかは想像がつくという状態でした。

「あー、今メスで切開した気がる…」

「ワキをゴリゴリ・ゴシゴシやっているな…これは汗腺を取り除いてるんだな…」

という感じです。 

そしてやはりといいますか、時折痛みを感じることもありました。

耐えられないほどではなかったのですが、そこはやはり局所麻酔の限界なのかな、と思います。

右ワキが終わったら左ワキ、という感じで同じ工程を繰り返しまして、結局40分~1時間ぐらいで手術は無事完了しました。

手術時間自体は大して長くはないのですが、そのゴリゴリ・ゴシゴシやっている感じが気持ち悪く、なんとなく嫌な気分になったことを覚えています。笑

その日はワキを圧迫固定をして家に帰りました。

5.術後

術後1週間はワキを圧迫固定したまま、とのことで、運動は当然できず、腕を肩より上に上げることもできない状態で過ごしました。

(確か何日間はシャワーもダメだったはず…)

生活できないほどではないですが、この期間がなかなか不便で、一人暮らしの方はちょっと苦労するかもしれません。

1週間を目安に再来院しまして抜糸・診察をして、特に傷跡が化膿していたりということもなかったので、もう診察を受ける必要もないと言われ、それっきりで終わりとなりました。(なんと呆気ない。笑)

抜糸後のワキの状態はと言いますと、しばらくはワキの感覚が鈍かったり、ひきつったような感覚がぬぐえませんでしたが、2~3週間後には普通に体育の授業で運動していたり、部活動(野球)に勤しむことができました。

そうこうしているうちにいつのまにか違和感はなくなっていて、なんとなくしこりがあるような気がする、なんとなく感覚が鈍い気がする、といった程度の状態になり、気にしなければ全くわからない程度にまでなりました。

6.効果

さて、皆様気になるであろう肝心のワキガ・多汗症の症状はどうなったかと言いますと…

1年~2年ぐらいは、ニオイは確実に軽減したと思います。加えて汗の量も減っていたと思います。

ただ、いつからか(もう記憶が曖昧なのですが…)ニオイと汗が復活し始め、大学に入学する頃には以前とあまり変わらないレベルになっていました。

結局、僕のケースで言うと、医師が懸念したように汗腺が復活したということなのかなと思います。

もちろん効果には個人差があると思います。

手術を受けた方の口コミなどを見ると、完治しました、全く気になりません、と言っている方もいるぐらいですし。

ですが、この経験を通して、完治しないケースもあるということも頭の片隅に置いておくべきかと思いました。

加えて、(特に未成年の方であれば)手術という道を選ばず、一旦は制汗剤、ボトックス注射などにとどめておいて、ワキガ・多汗症とうまく付き合っていく方法を考えるのも1つなのかもしれない、と思っております。

 

何はともあれ、とりあえずは美容外科の医師のお話を直接聞いてみるのは1つの手かと思います。

無料カウンセリングをやっている病院は非常に多いですし、今は昔と比べると本当に色々な治療法がございますので、医師に直接相談することがお悩み解決への一番の近道かもしれませんし。

少しでも皆様のご参考になっていれば幸いです。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

【自己紹介】筆者の性別や年齢、ワキガ・多汗症の症状について

こんにちは、まさおです。

色々とワキガ・多汗症について書いていく前に、そもそも自分がどのような人間か(症状だったり、年齢だったり)ということを書かないと、皆様も参考にしていい情報なのかどうか判断ができないと思いましたので、簡単に私のことについて書いていければと思います。

  1. 年齢・性別・ワキガとの出会いについて
  2. 主な症状について
  3. これまで行ってきた対策について
  4. 今後について

 1.年齢・性別・ワキガとの出会いについて 

私は現在20代アラサーの男でして、ワキガ・多汗症とはかれこれ30年弱のお付き合いとなります。

初めて自分がワキガ・多汗症かも、と認識したのは中学校の頃でした。

あるとき鏡を見てみると自分のワイシャツだけやたらワキが濡れているし、ニオイを嗅いでみると、なんとも言えないニオイがするかも、と自分で気づいたのがきっかけでした。

母親に相談してみると、「あんたにも遺伝してしまったか…」とのことで、どうやら母親の家系からの遺伝だったようです。

2.症状について

幸いなことに(?)、私の場合はワキガの症状は軽度だったものの、多汗症の症状がひどく、運動しているわけでもないですし、部屋が暑いと感じるわけでもないのに、ワキだけびっちょり汗をかいて、誰からみてもわかるほどにワキの部分だけワイシャツの色が変わっていることが多々ありました。

3.これまで行ってきた対策について

その当時は対策といえば制汗剤を塗るぐらいしか思いつかず、ひたすら制汗剤を塗りたくっていました。

なんとなくニオイには効果があるような気はしたのですが、汗の量はあまり変わらず、それがずっと悩みのタネとなっていました。

当時中学生だった自分にとっては、その状態が非常に恥ずかしかったということもあり、両親と相談した結果、非常に大胆ではあるのですが、一念発起して高校入学前に外科手術をしまして、それが私にとって初めての本格的な根治を目指したワキガ・多汗症治療となりました。

結果的には、一時的に効き目はあったものの、今は症状が再発(?)してしまいまして、ニオイは軽くなったように感じますが、依然として多汗症症状はひどく、ワイシャツを濡らし続けているという感じです。

(特に青いワイシャツを着た日なんて最悪です。見るからにワキの部分だけ変色してます。

4.今後について

というわけで、結局未だに治っていない状況でございまして、経済的にも余裕が出てきた今だからこそ、なんとかしたいと思いまして、再び外科治療を行うことを決意したのが2018年の4月でした。

そして、

「同じようにワキガ・多汗症に悩みを持つ人は男性・女性問わず実は多いはず!」

「手術に興味はあるけど一歩踏み出せない人もいるはず!」

と思いまして、折角ならブログにして皆様に手術がどんなものか、効果はあるのか、といった部分を共有できれば、このブログを始めることにしました。

 

拙い文章にはなりますが、気になる方はご覧になっていただければと思います。

本ブログについて

はじめまして、まさおと申します。

このブログでは、ワキガ・多汗症について、私がこれまで経験してきた治療や、使ってきたアイテム等について共有できればと思っています。

 

ワキガ・多汗症はデリケートな問題で、なかなか人に相談できるものではないと思います。

それじゃネットで調べれば…といっても、高額な治療(ミラドライや吸引法などの外科処置)についての経験談は少なく、なかなか参考になるような情報は得られません。

なので、私の実体験を書き連ねることで、少しでも皆様の参考になる情報を発信できればという思いから、このブログを開設してみました。

 

皆様の知りたいことにピンポイントでお答えできるかはわからないですが、参考までに覗いてみていただけますと幸いです。